這い寄る恐怖、余計なことは考えない、全てはシャドー家の為に「シャドーハウス」【おすすめアニメ・感想・紹介】
タイトル 作品紹介
シャドーハウス
・マンガ
マンガ 既刊8巻(2021年8月時点)
週刊ヤングジャンプ(集英社)にて 2018年40号より連載開始、連載中(2021年8月時点)
・アニメ
2021年4月~7月 放送 全13話
あらすじ
この館には秘密がある──
断崖に佇む大きな館「シャドーハウス」で貴族の真似事をする、
顔のない一族「シャドー」。
その“顔”としてシャドーに仕える世話係の「生き人形」。
ある日、“シャドー”一族の少女・ケイトのもとに一人の“生き人形”が訪れ、
“影”と“人形”の不思議な日常が始まる。
ジャンルワード
ジャドー
生き人形
すす
お披露目
人間
おじい様
コーヒー
・コメント おすすめ度
この作品を構成するのは独特の世界観だ。
身体が影に覆われており、貴族の真似事をする「シャドー」。
シャドーに仕えて身の回りの世話と、シャドーの顔としての役割を持つ「生き人形」。
全体に漂うのは不気味で暗い雰囲気。
作品の序盤では、謎が明かされずに二人の主人公「生き人形」エミリコと、「シャドー」ケイトの生活が描かれる。
全体が暗い雰囲気に包まれる中、エミリコのコミカルで明るい性格が際立つ。
ドジでおっちょこちょいなエミリコ。そんな彼女に好感情を抱かないキャラでも持ち前の明るさと前向きさに毒気を抜かれ、彼女と接した「生き人形」や「シャドー」を変えていくところが面白い。
また、鈍感で愚鈍な印象ができるエミリコだが、危機的状況下での機転のきかせ方は秀逸さを感じさせる。
もうひとりの主人公ケイトは明るく好奇心旺盛なエミリコと違い、冷静沈着なキャラクターだ。
色々と知識がないエミリコに対して、勉強を教えるなど従者への接し方ではなく姉妹のように接することが多い。
エミリコと生活していくうちに「シャドー」や「生き人形」に疑問を持ち、謎を探り解決しようと行動する。
エミリコとケイト、二人の視点からこの館の闇に迫る物語。